今週のレビュー
(コロナ対策進捗)
アメリカで約58%、ドイツ約62%、フランス約65%、日本約46%と日本国内も週間で5%程度ワクチン接種が進んでいます。
アメリカではデルタ株が広がっておりワクチン接種義務化の動きが加速。
接種拒否の場合には解雇も辞さずの姿勢を取る企業も拡大してきているようです
(ドル円)
週間価格推移:108.75 -110.36 円
ドル円は週足で前週の下値を更新して下方向に推移する展開でした。
週前半では米株式市場の軟調や米長期金利の低下、米経済指標のISM製造業景況指数、ADP雇用統計冴えない結果、FRB当局の労働市場が回復するには時間がかかる発言で下落方向に向かったと思われます。
しかし、週後半にFRB当局から早期テーパリング期待を匂わす発言があったため110円台まで回復するも前週の上値更新までは至りませんでした。
(ユーロ円)
週間価格推移:129.19 -130.42円
ユーロ円は週足で前週の下値を更新して下方向に推移する展開でした。
週前半では欧州圏でのPMI改定値がわずかに予想を上回ったことやドル売りが続いた材料となり価格が上昇しました。
しかし週後半ではドルが持ち直したことを受けてユーロ売りが加速し129円台前半から中盤あたりまで価格を下げました。
次週ポイント
(ドル円見通し)
来週は特に注目する経済指標はありません。
デルタ株の感染拡大のマイナス材料と早期テーパリング期待のプラス材料が値動きの原動力になりえますが、FRB当局の早期テーパリング発言が相次いでいるので上昇の方向性が強いのではないかと思います。
(ユーロ円見通し)
来週は独、EUのZEW景況感調査に注目です。
最近のユーロはドルの動きに影響を受けやすいので、次週ドルが上昇機運が強い状況から察するとZEW欧州経済指標で好材料が出ない限りはレンジor下落方向に向かう方向性だと予想します。