今週のレビュー
(コロナ対策進捗)
アメリカで約59%、ドイツ約63%、フランス約68%、日本約49%と日本国内も週間で3%程度ワクチン接種が進んでいます。
アメリカでは接種率鈍化がずっと続いていますが、若い世代の接種控え、ワクチンに関する誤った情報の拡散などが課題にあるようです。
少し古いyoutube動画ですが共有します(音量注意)
(ドル円)
週間価格推移:109.60 -110.82円
ドル円は週足で前週の上値を更新したものの概ねレンジ相場の週でした。
週前半では、アトランタ連銀総裁やボストン連銀総裁によるタ早期テーパリング期待を促進させるような発言や米長期金利の上昇、米上院でインフラ投資法案可決を背景にドルが上昇しましたが、週後半には米経済指標(ミシガン大学消費者態度指数速報値)の予想を大きく上回る下落が要因で109円台まで下落する展開になりました。
(ユーロ円)
週間価格推移:129.28 -129.75円
ユーロ円は週足で前週の上値下値ともに更新はなくレンジ相場の週でした。
週前半の欧州経済指標(ZEW景況感調査)が大きく下落したことや大きなイベントがなかったためドルの影響を受ける週でした。
次週ポイント
(ドル円見通し)
来週は日本のGDP速報値、米指標では小売売上高、連銀景気指数、景気先行指標総合指数に注目です。
これまで値動きに大きく影響を受けなかった連銀景気指数も、先週別の州ではありますが大きく下落したことで投資家の警戒感が強まりリスクオフの要因になりえる可能性があります。
基本的にはデルタ株感染拡大のマイナス材料と早期テーパリング期待のプラス材料が値動きの原動力になりえる展開は変わらないと思われます。
早期テーパリングの機運が高めなので上昇の方が強めとだ思われますが、8月に各国中央銀行が集まるジャクソンホール会議が予定されており様子見ムードになるかもしれません。
(ユーロ円見通し)
来週は日本のGDP速報値、欧州圏のGDP改定値に注目です。
ユーロも8月下旬のジャクソンホール会議を見据えての様子見ムードがありますが、日本、欧州のGDP結果に次第では大きく値動きすることも十分考えられます。
最近のユーロはドルの影響を受けての下落基調が強めなのですが、様子見ムードで次週は大きく動かないかもしれません。