今週のレビュー

(ドル円)
週間価格推移:113.49 -114.73円
ドル円は上値を更新するもの頭打ち感が出てきた週でした。

上昇の一途を辿るドルで下が↓の原因で後半から下落したと思われます。
・米国金利が上昇が一服し、ドル高円売りが落ち着いてきた
・短期筋の利食い売り(ストップSELL含む)が加速
・パウエルFRB議長の「高インフレは緩和する公算が大きい。利上げは時期尚早」発言で期待が後退

(ユーロ円)
週間価格推移:131.91 -133.46円
ユーロも基本的にドルに連動した動きでした。
円売りが止まった関係で5月の最高値を更新する勢いでしたが、頭打ち感が出て失速してきました。

ECB要人発言で↓の発言があり多少は上昇のブレーキになったようです。
・「ユーロ圏のインフレ率は来年末までに2%を下回る見通し」
・「ECBが来年末までに利上げを実施する理由はない」
・「市場はフォワードガイダンスの意図を勘違いしている」

また、10/23 1:47に↓のニュースで更に下げを加速。
・EU~英の通商協定の撤回を警告

来週見通し

(ドル円見通し)
米指標には、GDP発表、日銀動向に注目です。
金利上昇一服したもののまだまだトレンド転換したと言えない状況です。
FRBの金融政策は変更はないですし、経済状況も概ね良好なので、 来週は一旦下落するかと思いますが、 また戻ってくる可能性が高いです。

(ユーロ円見通し)
欧州圏指標には、仏、独、EUのGDP発表、ECB理事会が行われます。
またドルと同じく日銀動向にも注目です。
ECB理事会で慎重意見がコメントされればさらに下落方向に傾くと思われます。
また、週末に出た通商交渉撤回のイザコザが続くようなら上値の重しになると思われますので下落方向の材料が強めの状況ではないかと思います。