今週のレビュー

(コロナ対策進捗)
アメリカで約51%、ドイツ約47%、フランス約44%、日本約12.6%前後 とアメリカはなぜか進捗は止まってますが欧州圏は順調に進んでいて、日本の進捗も週間で4%弱進んできてます。
フランスでは9日から海外の観光客の受け入れを条件付きで再開し、EUの各国で外出や飲食店の営業の制限の緩和が広がっています

(ドル円)
週間価格推移:109.17 -109.81 円
ドル円は週間で上下しながらもほぼヨコヨコの週でした。
先週は主だった指標はなかった関係もありますが、週前半で下落したもの米早期テーパリング観測の再燃とECB理事会でのユーロ売りドル買が観測され持ち直しました。

(ユーロ円)
週間価格推移:132.65 -133.67円
ユーロ円は高値を切り下げて、2週連続で週足陰線になりました。
先週は日本、EU圏ともにGDP改定値はともに改善方向で値動きの材料になりませんでしたが、ECB理事会ではユーロ圏景気見通しについて2021年、2022年と上方修正と発言されたことで一時的に急上昇したものの、パンデミック緊急購入プログラムの言及で「PEPP終了議論は時期尚早」と一蹴し、早期テーパリング観測後退で上昇した価格が急落しました。
まだまだ方向性はわからないですが徐々に下降トレンドになりつつある印象です。

次週ポイント

(ユーロ円見通し)
来週はEU圏での主だった指標はありません。
来週はFOMCと日銀金融政策決定会合が予定されているので、ユーロの値動きというよりドル、円の動向に左右される週となる見込みです。

(ドル円見通し)
来週はFOMCに注目で2つの注目点があると言われています。
1)インフレ見通し
FRBはこれまでインフレリスクは一時的と言っていますが、2022年のインフレ見通しが引き上げられた場合は早期テーパリングのシグナルとみて更に上昇する可能性があります。
2)利上げ賛同者の増加
政策金利の引き上げの賛同者が増加するということは、経済が正常に戻りつつあり政策金利の優遇措置が不要の兆しと捉え早期テーパリングのシグナルとみて価格が上昇する可能性があります。

(共通見通し)
ワクチン接種率では日本が巻き返ししてきてることから、今後は中央銀行や政府による経済支援策やテーパリング(支援策解除)が値動きの原動力になるのは継続するものと思われます。