今週のレビュー

(コロナ対策進捗)
アメリカで約51%、ドイツ約45%、フランス約40%、日本約9.2%前後 と海外主要国は2%~4%ほど進捗が上がっており、日本の進捗率も加速してきています。

(ドル円)
週間価格推移:109.36 -110.39 円
ドル円は週間で上昇する週でした。その要因は↓かと思われます。
・PMIやADP雇用統計など米経済指標の好結果
・バイデン大統領による増税案の撤回提案

(ユーロ円)
週間価格推移:133.15 -134.11円
ユーロ円はレンジ相場になり連続高値更新記録がストップし週足チャートでは実に10週ぶりの下降となりました。
その要因は↓のあたりかと思われます。
・日本のワクチン接種率が上がりワクチン対策格差が縮小
・独・EU小売売上高が予想を上回る下落
・ドル好調によるドル買ユーロ売り

次週ポイント

(ユーロ円見通し)
来週はECB理事会、日本・EUの四半期GDP改定値発表に注目です。
ECB理事会ではパンデミック緊急購入プログラムの言及があるか、ユーロ高牽制姿勢についての言及があるかに注目です。下馬評ではユーロ高については改めて警戒感(牽制姿勢)が示される可能性が高いと言われてます。
GDP改定値については速報値と差がなければ特に値動きの要素はないですが、差が生じた場合はそれに伴って大きく値が動く可能性があります。

(ドル円見通し)
来週は米自体の注目はないですが、日本のGDP改定値の結果次第で
米ドルはワクチン接種率も順調に推移していますし、早期テーパリング観測もあり、経済指標も根本的に強いので地合いは固いです。
なので基本的には上昇基調にあるので円の弱さが見えると一気に値が跳ね上がる可能性があります。

(共通見通し)
ワクチン接種率では日本が巻き返ししてきてることから、今後は中央銀行や政府による経済支援策やテーパリング(支援策解除)が値動きの原動力になりえるかなと思います。