ドル円、ユーロ円が大きく変動しそうな指標イベント
★重要度:高 〇重要度:中
先週の重要イベント等
【 VIX指数 】
最高値=22.31 最低値=22.04 先週比でほぼ横ばい
【その他】
先週はユロ円が大きく上昇を見せ、ドル円も底堅く推移する週でした。
特にポンド円・ユロ円は200pip級の上昇を見せました。
今回は要因を探っていきたいと思います。
1)EU圏の新型コロナワクチン実用化期待
これが一番の上昇要因だと思いますが、12/2英政府が他の国に先駆けてファイザーのコロナワクチン承認し来週からワクチンの接種が可能になったとのニュースが流れました。これにより英ポンドが大きく上昇、ユーロもそれに連られて大きく上昇しました。
2)EU圏経済指標が良好な結果
先週EU圏での経済指標でPMI、小売高、失業者の発表があり、PMIは概ね改善傾向、小売高(国内でモノが売れた指標)は2倍近くの上昇、失業者は低下と言う結果でした。
失業率の低下は経済にプラスですし、PMIは経済の状況を推し量る指標なのでそれが改善したとなれば当然上げ材料になります。
小売高は見方によっては、ロックダウン影響で生活用品などの備蓄目的で特需が生まれ、数値が上昇とも言えるのですがPMIも数値改善しているので経済全体が上向きと投資家に捉えられたようです。
3)リスクオンで円が売られやすい地合い
VIX指数が20台前半で10台にもいきそうな状況で、VIX指数が低いとリスクオンの動きになりやすい地合いになります。
そうすると円のような安全資産が売られる傾向になり円安、つまりクロス円は上昇基調になります。
12/7
【EU】
★未明 (EU)EU復興基金予算期限
○16:00 (独)10月 鉱工業生産
結果:3.2%
予想:1.6% 前回:1.6%
12/8
【国内】
★08:50 7-9月期 四半期GDP改定値
結果:22.9%
予想:21.5% 前回:21.4%
【EU】
○19:00 (独)12月 ZEW景況感調査
結果:55.0
予想:45.5 前回:39.0
○19:00 (EU)12月 ZEW景況感調査
結果:54.4
予想:- 前回:32.8
★19:00 (EU)7-9月期 四半期GDP確定値
結果:12.5%
予想:12.6% 前回:12.6%
12/9
【国内】
○08:50 10月 機械受注
結果:17.1%
予想:2.8% 前回:-4.4%
12/10
【EU】
★21:45 ECB政策金利
結果:0.0%
予想:0.0% 前回:0.0%
★22:30 ラガルドECB総裁定例記者会見
【米】
○22:30 11月 消費者物価指数
結果:0.2%
予想:0.1% 前回:0.0%
○22:30 前週分新規失業保険申請件数
結果:85.3万件
予想:72.5万件 前回:71.2万件
○22:30 前週分失業保険継続受給者数
結果:575.7万人
予想:533.5万人 前回:552.0万人
12/11
【EU】
○16:00 (独)11月消費者物価指数改定値
結果:-0.8%
予想:-0.8% 前回:-0.8%
【米】
○06:00 11月 月次財政収支
結果:-1453億ドル
予想:-2000億ドル 前回:-2841億ドル
○22:30 11月 卸売物価指数
結果:0.1%
予想:0.2% 前回:0.1%
○24:00 12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
結果:81.4
予想:76.5 前回:76.9