今週のレビュー
(コロナ対策進捗)
アメリカで約63%、ドイツ約66%、フランス約73%、日本約65%と日本国内も週間で4%程度ワクチン接種が進み、国内進捗率はとうとうアメリカを抜き、欧州圏とほぼ同水準となっています。
(ドル円)
週間価格推移:109.08 -110.15円
ドル円は、値動きがあまりないながらも週足で下値を更新する展開でした。
今週は目立った指標が無かった上に、来週FOMCを控えた状態であり、あまり値動きがなかったと思われます。
(ユーロ円)
週間価格推移:128.59 -130.20円
ユーロ円は週足で大きく下値を更新する展開でした。
先週のECB理事会での「今回の決定はテーパリングではなく微調整」発言を受けた欧米金融格差の他、ECB当局者からもハト派的な発言が多数出たこと、ドイツを巡る政局不透明感、中国発のリスク回避ムードが材料となり下値を大きく伸ばす結果となったと思われます。
次週ポイント
(ドル円見通し)
来週は9/23(木)FOMC+パウエルFRB議長記者会見に注目です。
また、日本でも9/22(水)に政策金利発表+黒田日銀総裁の発言も予定されているためこちらも大きな値動きの材料となりえます。政策変更はどちらも予定されていないですが、FRBはテーパリングの話題が出てくる可能性があるため上昇の可能性が高いかと思われます。
(ユーロ円見通し)
次週は、9/26ドイツ総選挙に注目です。また指標もPMIが予定されています。総選挙ではメルケル現首相が率いるキリスト教民主社会同盟の支持率は低いようで、野党が勝つ公算が高いと見られており政権交代がささやかれています。
最近はEU圏を取り巻く状況が芳しくないのもあり下落方向に進むのではないかと思います。