今週のレビュー
(コロナ対策進捗)
アメリカで約62%、ドイツ約66%、フランス約73%、日本約62%と日本国内も週間で4%程度ワクチン接種が進み、国内進捗率は欧州圏、アメリカとほぼ同水準となっています。
(ECB理事会模様)
コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れを規模縮小を決定したが、
今回の決定はテーパリングではなく微調整で解除は時期尚早。回復のプロセスは進んだ段階にあるが、まだ完全な回復には至っておらず、財政支援を継続する必要があるとの見解を示した。
(ドル円)
週間価格推移:109.63 -110.42円
ドル円は週足でほぼ横ばいの推移でした。
アメリカでは特にイベントもなく、ユーロの影響度も少なかったために値動きの動意も少なかったのだろうと思われます。
(ユーロ円)
週間価格推移:129.70 -130.70円
ユーロ円も同じく週足でほぼ横ばいの推移でした。
週前半ではECB理事会の警戒感からショートポジ調整が見られ小幅に上昇したものの、独ZEW景況感調査の冴えない結果、日本GDP改定値の予想を上まらる結果、ECB理事会でのテーパリング期待後退の要因により下落しましたが。同理事会で欧州圏次期GDP見込みについてポジティブな発言もあったため、下落幅は限定的な展開となったと思われます。
次週ポイント
(ドル円見通し)
次週は大きなイベントは予定されておりません。
9月下旬にFOMCが控えているため、買い控え、売り控えが起きる可能性があり、動意が少な目かもしれません。
(ユーロ円見通し)
次週は大きなイベントは予定されておりません。
欧州圏も9月下旬で現メルケル政権に幕を閉じ、ドイツの総選挙が予定されているため、買い控え、売り控えが起きる可能性があり、ユーロも動意が少な目かもしれません。ただし先のECB理事会でテーパリング議論は一旦棚上げになったため、テーパリング期待の上昇は起きにくい状態となっている状況とポジション調整が加速する動きはあると思われるので、どちらかかというと下落材料の方が多いような気がします。