今週のレビュー

(コロナ対策進捗)
アメリカで約61%、ドイツ約65%、フランス約72%、日本約58%と日本国内も週間で3%程度ワクチン接種が進み、国内進捗率は欧州圏にはおよばないもののアメリカとはほぼ同水準となっています。
最近の各国の動向はワクチン打たない派に対して、どうやって打ってもらうかを策を講じている状況です。
個人的には、欧州圏のワクチン打つ打たないは個人の自由だが、打った人に対してはマスク不要、飲酒OKなど自由に活動していいよっていう免罪符を付与するやり方が一番いいような気がします。

(ドル円)
週間価格推移:109.59 -110.41円
ドル円は週足でわずかに前週の上値を更新するの展開でした。
週前半はジャクソンホール影響でのドル売りがみられたものの、週後半で短期筋のショート入れ(ドルの先行買付)、世界的なリスクオンムード、日本の解散総選挙を要因とした上昇が見られた週でした。

(ユーロ円)
週間価格推移:129.46 -130.70円
ユーロ円は週足で前週の上値を大きく更新する週でした。
ジャクソンホール会議後影響でのドル売りユーロ買いや、オーストリア中銀総裁、オランダ中銀総裁、ドイツ連銀総裁などの中央銀行要人の早期テーパリング期待の発言があり、それ自体も上昇要因になったのですが、それらの発言を受けて来週ECB定例会での早期テーパリング期待感がさらに上昇要因となり大きく上昇した週でした

次週ポイント

(ドル円見通し)
次週は大きなイベントは予定されておりません。
なので、米起因でドルが上下する要因はなく、円やユーロ動向に左右される展開になると思われます。
円については、次週GDP改定値の発表が予定されてますし、総裁選や解散総選挙が材料として考えられます。
また、ユーロは次週ECB定例会が予定されていて上昇基調が強めなのでドル円に関してはレンジor下落方向に向かうと思われます。

(ユーロ円見通し)
次週は9/9のECB定例会に最注目です。
先週の欧州圏の中央銀行要人発言からテーパーリング議論の期待感が集まっています。また欧州経済指標のEU圏GDP改定値の発表もあるのでユーロに関しては大きな値動きが予想されます。
値動きの方向はECB定例会次第ですが、上昇ムードが強めな感じはしています。